心温まる出来事

先日社内で異動があり、営業から一売り場へと移りテンパりながら頑張っておりますが、閉店近くにとある男の子が話しかけてきました。

カーネーションは何処で買えますか?」

 幸いお花屋さんも併設されているのでお花屋さんまで案内することに。
歩きながら質問してみました。

「1人でカーネーション買いに来たの?」 
「はい。」
「今何年生?」
「小学4年生です。」

ものすごく礼儀正しい子でした。 そしてお花屋さんのスタッフさんにその旨を伝え、接客してもらいました。
 僕が去る時にこんなやり取りが聞こえてきました。 

「予算はどのくらいかな?」 
「1000円なんですけど...」

僕は正直涙堪えてました。
小学4年生にとって1000円は大金なのではないか、それでもお母さんに喜んで欲しくて1人でカーネーションを買いに来てるその綺麗な優しい気持ちがそうさせたのだと思います。

そしてなんとその子はわざわざ僕のところにきて、 

「案内してくれてありがとうございました。」

と言ったのです。

「お母さん、喜んでくれるといいね!」

と心から少年に声をかけました。 
きっとお母さんは、そのカーネーションよりも、カーネーションを抱えてる君の姿を見て心から喜んでくれるよ。
そんなことを思いながら。。

僕は子供はいませんが、こんな子供が欲しいなと人生で初めて思いました。 
とても良い1日でした。
僕に声をかけてくれて本当にありがとう(o^^o)

【読了】九つの殺人メルヘン - 鯨統一郎

数年前に綾辻行人さんの「十角館の殺人」を読んでから、 どんでん返しものにどっぷりハマっています。 どんでん返しものというのはまさに、読んできたものが 何処かのタイミング(ラストが多いですかね)で伏線の回収を含め、予想外の展開に驚かされることだと思っています。 
で、先程読み終えたのが鯨統一郎先生のこの作品↓
    

タイトルの通り、メルヘンなグリム童話を絡ませた9つの短編集になっています。

 渋谷にある日本酒バーで厄年男3人がいろんな事件について話していると、美人大学生の桜川東子様がそれぞれのアリバイを崩して事件を解決に導くという内容です。
それぞれの話にグリム童話の桜川東子様の独自の解釈が出てくるのですが、読みながら「へぇ〜そういう捉え方もあるのか。」と感心していました。
 2chのどんでん返し小説のスレであがっていたので読ませていただいたのですが、個人的にどんでん返しではないような気がします。 
とは言え、マスターのキャラと、桜川東子様の華麗なアリバイ崩しは読んでいて面白かったです。 

お気になられたらぜひ読んでみてください!